- 由緒
田子地区の護り神として二木の里に鎮座する二木神社創建の詳細は不明なれど、古老たちの言い伝えによると源氏の棟梁頼朝が奥州平泉藤原氏遠征の途中、二本の杉の巨木に馬をつなぎ休息した際、この地を二木と呼ぶようにといい置いて出陣したことにより当時(1189年)頃からこの地を二木と呼ぶようになったと伝えられる。宮城郡誌の記載によると、「元和2年(1616年)3月19日勧請(神仏がこの地に下られるのを願ったこと)ニシテ宝暦3年(1753年)9月19日再興サレ明治6年1月村社ニ列ス」とある。従ってその後の記録が追加されてないところから見ると、前社殿は238年前に建築され、当地に鎮座してこの地区の信仰を得ていたと考えられる。現在の社殿は、平成3年に本殿は改築、拝殿は新築したもので、本殿は伊勢神宮のみに伝わる「唯一神明造り」という建築様式であり、お産・魔除け・厄除け・方位除け・建築・旅行の神として崇敬されている。
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