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御朱印マナー

守ろうマナー、御朱印の7か条

• 御朱印の前に参拝を。
神社で大切なことは参拝をすることです。まずは心を落ち着けて参拝をしましょう。(参拝の作法について

• 御朱印を参拝の目的にしない。
御朱印は参拝の証。参拝してこそ意味があります。スタンプラリーではありません。集めることに熱心になりすぎないようご注意を。御朱印は授与品と同様、信仰に基づく尊いものです。御札やお守りを頂く時のように穏やかな心を持って御朱印を待ちましょう。

• 御朱印帳は自分で開いて渡す。
御朱印帳は書いて欲しいところを開いて渡すことをおすすめします。
上下を確認し、特別な要望(1ページ空けておいて欲しい…等)がある場合はそれも事前に伝えましょう。
また、小銭を用意しておくことも忘れずに。

• 書き終わるまではお静かに。
書き手は精神を集中して御朱印を書きます。書いている時に話しかけることはご遠慮ください。係りの者から呼ばれるまではお静かに待ちましょう。他の参拝者がいるだけでなく、その場所が神社であることをお忘れなく。書いている様子を無理に覗き込むことや、その様子を無断で撮影したりすることもマナー違反です。

• 下調べも忘れない。
神社によっては御朱印の受付時間が違っていたり、常時神職や職員が在中しているわけではない神社もあります。特に年間様々なお祭りや行事を行っておりますので、場合によっては御朱印を受け付けていない時やお断りさせていただく場合もありますので、不安な場合はしっかり調べてから参拝すると良いでしょう。

• 全ては常識の範囲で。
時間外の訪問や書き手を急かすなどの行為はマナー違反です。また、人間が書いている以上、全く同じ物はありません。ごくまれに「ネットや本で見たのと違う」など、頂いた御朱印について不満を口にする方もおられますが、これもマナー違反です。特に転売目的での御朱印集めなどはマナー以前の問題ですし、これをネット等で購入することも常識的とは言えません。

• 御朱印帳は大切に。
御朱印帳は清浄な場所に保管しましょう。また、神社によっては受付時に御朱印帳を預けて頂くこともありますので、名前を記入しておくと良いでしょう。

* 御朱印帳を忘れてしまった場合
紙で御朱印を頂ける神社もあります。後で御朱印帳にのり付けすることもできますが、準備のない神社もあります。無理にお願いをするのはやめましょう。

人々は自身の信仰の深さを示すために、書き写したお経を神社やお寺に納めていました。その際に「納経受取」という書付と判をもらっていましたが、やがて帳面の形式になり参詣の日付を記入し判を押してもらうようになったといわれています。これが後に、納経をしなくても参拝の証を受けるように変化し、江戸時代には参詣した神社で「参拝の証」として神職に墨書して押印してもらうようになっていきました。

現在の御朱印のように、神社の朱印が中央に押される形は明治時代に普及したといわれており、大正・昭和の時代になり鉄道が発達すると「旅の思い出」として参拝した神社の御朱印を集めることが楽しまれるようになっていきました。
そもそも「御朱印」と呼ばれるようになったのは昭和に入ってからであり、それまでは「社印(しゃいん)」「印證(いんしょう)」「御判(ごはん)」「御印(みしるし)」などと呼ばれていました。

古来、日本では「印」は神聖なものと位置づけられてきました。
「印」が祭祀に関わっていた時代があることや、現在でも「印」を祀る神社があることがそれを表しています。
また、古くから神社やお寺では朱印を押した「牛玉宝印(ごおうほういん)」を厄除けの護符として頒布していたことから、「朱印」には神仏の力が宿るとも考えられていたのです。
このような歴史からもわかるように、「御朱印」は神様や人々の信仰心とともにあるからこそ意味があり、それゆえに神聖なものであるといえるでしょう。

御朱印は単なる“記念のスタンプ”ではないことはおわかり頂けたと思います。
「御朱印」が注目されたことで、御朱印集めを始める方が増えました。それと同時に、インターネット等で「御朱印」や
「御朱印帳」が転売されている事例が見受けられたり、御朱印に関係するトラブルも発生しています。
マナーを守って頂けないごく一部の方のために、場合によっては他の参拝者が御朱印を受けられなくなることもあります。
そうなってしまっては、皆さんも私たちも悲しい思いをすることになります。

ここ数年で、「御朱印」をきっかけに神社へ参拝に訪れる
方が日本各地で増えております。
神社への参拝はもちろんのこと、訪れた先でその土地の文化や歴史に
触れ、景色や風土を楽しむことは、人生を豊かなものにしてくれます。
あなたに、神様のご縁に恵まれた沢山の素敵な思い出ができることを心よりお祈りしております。