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家庭のまつりQ&A

~神宮大麻と氏神様のお神札をおまつりしましょう~

みなさんの家には神棚がおまつりされていますか?
マンション住まいだから、和室がないからといった理由からおまつりは無理だと考えていませんか。

住まいのかたちが様変わりした昨今では、サイドボードや棚の上などにお神礼を立てかけたりしておまつりしている家も見かけます。
昔からお神礼を柱などに貼り付けておまつりしている家庭もあります。
神棚まつりは、まつる人、一人ひとりの心の持ちようによるところも大きいので、それぞれの家庭にあったおまつり方法があっても良いでしょう。大切なことは、家のなかに神さまの存在を感じる「祈りの場」をつくることです。

新しい年には新しいお札をおまつりして清々しい気持ちで新年を迎えたいものです。
皆様のご家庭でも、新年を迎えるにあたり、神棚に新しいお神札を受け、神様のみずみずしい大いなるご加護をいただき、家族の幸福と健康を祈りましょう。

家庭のまつり Q&A

Q.お正月を迎えるためにはどのようなお神札をおまつりすればよいのですか?

A.宮城県ではお正月さまと呼ばれる神宮大麻じんぐうたいま・氏神様のお神札ふだ・御神像の一揃いをおまつりするのが一般的です。毎年、年末には新しいお正月さまとお取り替えします。

Q.神宮大麻とは何ですか?

A.神棚の中心になる伊勢神宮のお神札ふだで、毎年全国の神社より皆さんの御家庭に 頒布されます。天照皇大神宮さまは国民の総氏神さまと尊ばれています。

Q.御神像とは何ですか?

A.新年を迎えるためにおまつりする、徳のある四柱の神様と釜神様のお神札です。
  

Q.お正月さまはいつ頃受けるのですか?

A.初詣でのときにも受けられますが、年を越す前に受けられるのがよいでしょう。

Q.どこに行けばいいのですか?

A.近くの神主さんのいる神社へ行けば受けられます。正月用品を売るお店などにある“お神札のようなもの”は神社のお神札ではありません。必ず神社を通してお受け下さい。

 

Q.お正月さまの交換の仕方は?

A.年末に家のすす払い(大掃除)をして、感謝をこめて古いお神札ふだをお下げし、神棚を掃除します。次に、清められた神棚に新しく神社からお受けしたお神札やお正月さまをおまつりします。

Q.神棚のまつりかたについて教えて下さい。

A.神棚は神様がお鎮まりになる所ですから明るく清らかな高い所が良いでしょう。神棚の向きは南向きか東向きが良いとされています。なお簡易な神棚も用意されております。神棚がない場合、とりあえずお神札を高い所にお貼りするのも大切にする心があれば無礼になりません。まつらないのが最もおろそかにすることなのです。

 

Q.古いお神札・お守はどうすればいいですか?

A.感謝の気持ちをもって、近くの神社や「どんと祭」に納めましょう。
ただし、神社によって受付できるもの・出来ないもの等が違う場合がありますので、不明な点がある際には神社までお問合せされると良いでしょう。
鏡餅をはじめ、神様にお供えした食べ物は無理のない範囲でご家庭で召し上がってはいかがでしょう。日本には、古来より「神人共食」という考え方があります。「どんと祭」「神人共食」については下の動画をご覧ください。

Q.身内で不幸があったときはどうすればいいですか?

A.忌中期間は一般に最長十日(地方の風習により異なります)とされており、その間は神事や慶事を慎みます。それがすめば、神棚は平常通りに戻し、普通にお正月を迎えることができます。
  

 

※その他わからないことは、お近くの神社の神主さんに聞いてください。

私たち日本人は昔から神々に守られているという感謝の気持ちを持ち、神を敬い、祖先を尊ぶすばらしい心を、親から子へ、子から孫へと継承してきました。
しかしながら、現代では家族という生活の基盤がうすれ、その美風を軽んじる傾向にあり、世の中が正しい流れとは言えない混沌とした時代となってまいりました。
そのような時代だからこそ、家庭に神棚をまつり、神様と毎日生活を共にしているという意識を待ち、家族の和を大切にし、良き日本人の心を守り続けたいものです。