- 由緒
建武2年(1335、鎌倉)護良親王が鎌倉を逃れて、海路この地に下り給うとき、海上大風吹き荒れ御船甚だ危かったので、熱田の大神を祈って神助を乞い、無事着くことが出来た。故に、この神を勧請して、侍臣毘羅塚大学を以って社司となし給うたと伝える。(口碑)爾来当社に、航海安全の神として尊崇極めて篤く、明和年間に仙台藩より御名代を以って幣帛を献上され、安永元年には藩の重臣但木主膳より藩主吉村の筆になる掛軸2幅を奉納されたことが記録に見える。旧社殿は老朽したので、昭和43年に新に造営したものである。
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