- 由緒
本社は元、上野原の内伊勢堂に御鎮座ありしが、中御門天皇の正徳4年邑豪斎藤八郎という者願出の上現在の地中山に本殿2棟、拝殿、御供所、石階、御鳥居を結構勢廟に擬して造営移祀したもので、その創立の年月日は明でない。移社後は直ちに善四郎と申す者へ田畑高573文を与え社内掃除人と定めた。爾来明治に至る200有余年諸事斎藤家に於て興行崇敬す。大正14年山神社を合祀し、八郎9代の後裔源作名義の所有地1,257坪を境内地として献納するに及び、本殿の修理、御坂の改修、鳥居の建設をなし、次いで昭和7年拝殿、同10年山神社の本殿並びに社務所の新築をなす等全く旧観に復した。平成2年11月不審火から拝殿を全焼する火災に見舞れた。地元氏子崇敬者の思いが再建にむけて、平成9年神宮の御用材を賜り、平成15年5月29日、老朽化した本殿を遷宮した。
- 地図