- 由緒
元、豊室滝ノ沢山に鎮座ありしを後小松帝康応元年(1389、南朝元中6年)当地に遷座し奉るといわれる。徳川幕府の崇敬あり、屡々金幣を献る。即ち十二代将軍家慶天保年中奥羽地方巡見の際黒田五右衛門、岡田右近、高橋伝七郎をして代参せしめ武運長久の祈願を籠めた。この時境内の神井の水を以て茶を煎じたという。承応2年(1653、江戸)6月角田地頭石川大和の先祖宗弘社殿の再築、万延元年6月石川右衛門源義光は神殿の造営をなす等石川家累代の崇敬甚だ厚く明治に至った。明治5年村社格加列、大正12年11月供進神社に指定された。
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