- 由緒
創祀年代詳でないが、古より一村の総鎮守と称し当郡式内鳥屋嶺神社の西側(字岡村)にあった。然るに何時の頃か(神明囲)に遷座、岡村の神社跡には明治4年頃迄大木があり古神明と呼んだ。維新前は領主佐々氏が代々社殿の修営をなし、例祭には老臣を遣わし代参せしめ、境内入口には見張所を設け家臣をして神事と称し三日三夜の祭祀取締りをさせる等崇敬の誠を尽した。即ち、貞享3年4月佐々定隆鳥居を建立し、宝暦12年3月佐々定延、社殿修覆、延享3年3月拝殿修営及神輿を新調した。明治5年9月村社列格。同39年供進神社に指定された。同40年社殿を造営して現在地(字高畑)に遷祀した。同41年10月八幡神社(字蛭田)、熊野神社(字川前)、神明社(大巻、字大谷)、天神社(字中島)、神明社(字垂松)、八竜神社(字塩見)、宇賀稲生神社(字下滝南)の8社を合祀し、境内社に厳島神社(字壇ノ岫)を遷座。境内社の秋葉神社は、古く丸森町本町に御鎮座ありしが宝暦3年2月当社境内に移したものである。
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