- 由緒
仙台藩士真山為質祖先諏訪杢左衛門尉為貞(信州諏訪の住士)後醍醐天皇の元亨年中(鎌倉時代1321年~1323年)奥羽の凶徒鎮撫の検使として差し遣わされ、その砌、栗原郡金田荘小倉沢に居城した。本国信州諏訪郡真山城に倣い、小倉沢を真山村と改め代々居住したが、後花園天皇の康正2年(室町時代1456年)7月27日、7代の後裔真山備前継貞、信濃の諏訪大神をこの地に勧請して諏訪上下大明神と称し重くこれを崇め奉る。正月、7月27日両度の祭礼の内正月には仙台藩主より(正保3年以降)毎年牡牝2頭の鹿を神前に供進する例あり。明治に至り廃す。しかし、今、氏子の者この習慣に従い、異獣、魚類等を献供している。明治10年5月村社列格。同40年3月供進社に指定された。
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