- 由緒
社伝によると往古佐藤喜平治(現佐藤家始祖)氏神として伊勢神宮の分霊を奉じ祀ったのが始まりとある。仙台藩政時、当時中村最初の領主となった蟻坂丹波は、敬神の念が篤い経世家であった。佐藤家の氏神を中村の鎮守と定め、社殿を造営し神饌田と御神水の井戸を設け、例祭の神酒は、この米と水で造らせたという。祭典を春秋の2回とし、流鏑馬(やぶさめ)を行い、マクワ瓜の特産物を導入し、祭りに売らせて名産物とした。明治15年5月村社に列し、明治44年11月、諏訪神社、飯綱神社、熊野神社、賀茂神社(廃祀)を合祀する。現社殿は大正13年1月改築落成したものである。昭和23年農地解放により、造成した基本財産水田十町歩が解放となる。平成18年10月、本殿、幣殿全面改築する。
- 地図