- 由緒
第106代正親町天皇の御代(桃山時代1576年)8月、栗原郡金田荘照越の里人年穀を祈るため、出羽の月山神社の御神霊を勧請したと伝えられる。寛永年間(江戸時代初期)、仙台藩士矢目伊兵衛常尚氏(歩卒長として伊達宗忠・綱宗・綱村の三公に仕え、延宝4年7月卒、境外社有地に葬る。)、封をこの地に賜ると、社殿を造営し神田を供え、守護神とした。(現在も神社前方の地名を神田と言う)元禄8年(江戸時代中期1674年)7月、仙台藩士黒木万吉明恒氏(志田郡師山邑主2500石の後、照越邑主800石で在所拝領=農民の裁判権有)、この地を拝領し、社殿を修補して領内の鎮守とした。明治15年(1882年)、地引の際、境内地を除地と定めた。黒木氏の崇敬の篤さが偲ばれる。明治15年5月、社格村社に列す。
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