- 由緒
社名からして各地の白幡八幡社が祀られた鎌倉時代後期に祀られたと考えられる。しかし、鎮座地より50m位の処に東北新幹線が走っているが、昭和47年の建設当時古代の祭祀遺跡が発掘されている。よって鎌倉時代以前から要所の地で在ったことは確かで、祭祀年代が更に遡ることも考えられる。南北朝年代1354年、斬波家兼氏は大崎家兼氏と称するようになり、奥州探題になる。応永7年(1400年)、奥州探題大崎詮持氏は宇都宮越中守氏広謀叛の時に軍功を立てる。その際、現在住の「本家」と称されている佐藤家の祖先佐藤高則に太田、新田、八沢の三カ郷を給い、以後佐藤家は八沢に定住する。現在も祭礼における本家佐藤家の立場は重要で、常に上座に参列されることになっている。現在の社殿は、江戸末期天明4年1月20日(1784年)造営(棟札が現存する)された神社である。天保15年9月9日(1844年)の神幅「白幡大明神」が現存する。
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