- 由緒
本社は、応永年中(1394~1427、室町)の創祀と伝え、石峰宮と称された。里近くに鎮座していたが享保10年3月26日、仙台藩主伊達士獅山公(五代吉村)山追のためこの地に出駕、同里の肝入八十郎の家に一宿した際山追の安全を本社に祈り、社殿を山中に移築した。応永31年(社蔵文書口碑)拝殿は弘化元年の改築にかかる。明治5年参拝の便利な現在の地に社殿を建て御遷座申し上げた。又、境外社として秋葉神社をお祀りしており、例祭日の1月24日は「山車」と「丁印」、それに各講中から「おめつき(思い付き)」なる演芸が繰り広げられる。これは約230年程前に地区で大火災が起きたために、この苦しみを再び繰り返さないよう秋葉神社を祭ったことから始ったのが起源であり、笑いがあふれ、各地からの参拝者も年々増え続けている大変賑った祭典である。平成6年県指定無形民俗文化財。
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