- 由緒
創立年月は定かでなはいが、伊達政宗公が仙台に青葉城築城後の藩政時代に3つの穀蔵が造られた、1つは青葉城三の丸内、1つは榴ヶ岡穀蔵(現在の仙台管区気象台)1つは若林穀蔵(現在の南警察著㈱ほまれや)その穀蔵の厄避けの守り神として祀られたようです。明治3年廃藩置県の施行により、穀蔵は廃止され其後長井家(現在の長井酒店)が神主となり、祭祀されて参りました。穀蔵が廃止された跡にまゆ精練所や検定所が設置され、大正初期に東北舘製糸場が創業し逐次生糸の輸出等により盛業を呈し、規模拡張のため要請されて長井家の土地を東北舘製糸場に譲渡した際、松尾神社がその土地内にあったので東北舘製糸場の所有となり、東北舘と町内とで祭祀が続けられました。昭和の初期に入り世界的な経済恐慌により、東北舘製糸場も経済不況のあおりで生糸の輸出も振るわず整理に入り閉鎖の止むなきに至ったと思われます。長路線の工事が進められ広瀬橋迄開通したのは昭和9年で現在地に移転され今日に至って居ります。
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