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くらしと神道Q&A

Q.ご祈祷に行こうと思うのですが、どこの神社にいったら良いのですか?

A.お住まいの地域をお護り頂いている「氏神様うじがみさま」か、崇敬している神社が良いと思います。氏神様がわからない時は近所の方にお聞きになるか、宮城県神社庁までお問い合わせ下さい。

Q.神社にご祈祷に行く時、御礼(初穂料はつほりょう)はどう支払えばよいのですか?

A.社務所(神社の事務所)に納めれば結構です。通常のご祈祷の場合は紅白の水引の封筒を使用し「玉串料たまくしりょう」或いは「初穂料はつほりょう」と書きます。

Q.ご祈祷していただいたお神札ふだはどうすれば良いのですか?

A.ご家庭の神棚お祀りして下さい。神棚がないご家庭ではタンスや書棚の上に白い紙を敷き神棚が整うまでおまつりするのも良いでしょう。

Q.神棚がお神札で一杯になってしまいましたが、どうしたら良いのですか?

A.お神札は新年に新しくします。古いお神札は粗末にならないようにお近くの神社か崇敬する神社へ納めて下さい。正月の「どんと祭」は古いお神札を納める良い機会です。

Q.今度家を新築するのですが、どのような事をしたら良いのですか?

A.家屋を建てる場合、日本においては古くから土地を護る神様に感謝と、工事の安全を祈る様々な祭りが執り行われてきました。「解体祓」「地鎮祭」「上棟祭」「新宅祭」などが代表的な祭儀です。

Q.家を解体するとき、井戸や池を埋める時、何か祭儀があると聞いたのですが?

A.家や井戸など私たちの日常生活に深く関わり、様々な恩恵を戴いたものに対して、これまでの感謝の気持ちを込めて祭儀を執り行います。

Q.家が新しくなりました。どのような神事をすればよいのでしょうか?

A.新築の時など、生活を始める前に家屋を祓い清め、安全で堅固な住居そしてそこで暮らす人々の健康・繁栄を祈願する祭儀をします。お祓いは神職さんにご相談ください。

Q.故郷の家には神棚がありますが独立した家にも必要なのですか?

A.神棚をお祀りすることは日本古来の民族信仰に基づくものであり、家族の除災招福・安泰を祈願する中心となるところです。家族揃って神棚の前で家内安全、社会の平安を祈願することは、次代を担う子供たちの「人」としての道徳心を養います。  独立を機にご自宅にもぜひ神棚をおまつりし、幸せな家庭生活をお送り下さい。

Q.お正月を迎える際のお神札などはどうすれば良いのですか?

A.お住まいの地域をお守りいただいています氏神様より、毎年暮れに各家庭に頒布されます。スーパーなどで売られている類似品がありますのでご注意下さい。必ずお近くの神社でお祓いしたものをおまつりして下さい。

Q.親戚で不幸があったのですが、お神札を受けても大丈夫でしょうか?

A.不幸があった場合はまずなくなられた方のご冥福を祈ることが一番です。
 「忌中」とは、故人の弔いとむらに専念するための日常生活を慎む期間であります。同居人が亡くなった場合には、神棚に白紙(半紙)を貼り、毎日のおまつりは控えます。
 「喪中」とは、追悼の心を持ちつつ日常生活を営む期間です。地方によって違いがありますが、日常生活を営む以上、神棚まつりや神社参拝なども差し支えありません。
  

Q.神社の鳥居はどんな意味があるのですか?

A.鳥居は神域を示すために建てられた一種の門です。扉がないのが特徴といえます。ここから鳥居の語源は「通り入り」であるとする説もあります。また古事により神鶏の止まる木の意味との説もあります。

Q.お参りの前に手やロを洗いますがなぜですか?

A.神様の前に身を清め進むためです。水には様々なけがれを祓い清める力があります。

Q.参拝の時、鈴を鳴らすのは何故ですか?

A.参拝者が社頭の鈴を鳴らして参拝するのは、鈴の清らかな音によって参拝者をはらうと共に神霊の発動を願うためです。

Q.祭の本来の意味は?

A.「まつり」とは本来は神様に様々なご奉仕をすることです。神様に喜んでいただけるように行われるものが「まつり」であり、ただ参加者だけが楽しむことだけでは「まつり」とはいえません。「まつり」によって地域や人々は清められ新たな生活の活力を取り戻すことができます。

Q.神輿みこしとは何ですか?

A.神輿は神様の乗り物です。神輿の中にはご神体が納められており神様が氏子地域を渡御とぎょするのが目的です。  神輿に対して賽銭を供えたり手を合わせて拝む人があるのはそのためです。

 

※その他、神事に関して御不明な点はお近くの神社まで御相談願います。お近くの神社がわからない場合は宮城県神社庁まで御照会下さい。