新山神社 社殿竣工奉告祭
昨日10月30日、雄勝町 新山神社において社殿竣工奉告祭が斎行されました。
雄勝町は雄勝石、硯の町として有名でしたが、震災で甚大な被害を受け、美しい町並みは今は見る影もありません。この地に鎮座する新山神社も社殿流失、甚大な被害に遭いました。
宮城県神社庁では、社殿が流失及び全損壊となった神社の復興事業として、神社本庁の神社復興支援金と伊勢神宮よりご支援いただいた檜材を活用し、さらに各方面からのご協力を得ながら、仮社殿の建設を行っております。
今回の新山神社竣工奉告祭は県内では第1号となり、神社本庁、神宮司庁からのご来賓、県内神社関係者、総代さんはじめ氏子の方々、今後同事業の該当となる神社の総代さん方など、多数の参列のもと盛大厳粛に斎行されました。
新山神社は津波により裏手の斜面に全壊状態で打ち上げられており、宮司さんはその中から何とかご神体を御救いしお守りしていたそうです。宮司さんはご挨拶の中で、「多くの皆さんのご支援の下、神社が復興の歩みを進められた事が嬉しい、今後この神社が多くの氏子皆さんの心のよりどころ、支えになれば」と仰っておられました。