『鎮守の森の銘木』 第9回 南三陸町 払川 千本桂
田束山麓の払川集落にある桂の巨木で、根元から無数に株立ちしている様子から「千本桂」と呼ばれています。ここは旧道の分岐点で、桂の根元には馬籠、伊里前、入谷方面への道筋を示した江戸時代の道標が立てられており、また室町時代のものと思われる板碑も見られます。払川集落は田束山の西の御坂口、穢れを祓う「祓い川」でしたので、かつては信者の往来で賑わったものと思われます。
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