慰霊祭
震災より5年を迎えた本日、気仙沼市では、気仙沼湾を一望して鎮座する五十鈴神社境内に斎場を設け、鎮魂慰霊五年祭が斎行されました。
祭儀には、支部内の全神職・各社総代の参列奉仕のほか、市内の住人、はるか遠方より慰霊に訪れた方々など、多くのご参列を頂きました。
祭儀に先立ち、みたまに対して黙祷が捧げられ、参列者一同によって大祓詞(おおはらえのことば)が奏上され、続いて浦清めが行われました。
引き続いて祭儀では、雅楽の音色が響き亙るなか、殉難された多くのみたまに対して哀悼と慰霊のまことが捧げられました。
被災地では(いやな呼び名です)、復旧復興が進められているとはいえ、思い描いていたようには進まず、住人の非常に多くはもとの暮らしを取り戻す事が出来ず、また人々の心も未だ癒されてはおりません。
あの日失われたみたまが安らかにこの地に鎮まりますよう、
残された人々がこころの平穏を一日も早く取り戻されますよう、
そしてこれをお見守り戴きますよう、願います。