名取市閖上 湊神社 上棟祭
去る9月16日、宮城県名取市閖上の湊神社(伊藤英司宮司)に於いて、
東日本大震災の津波で流失した社殿再建を前にして工事安全と、社殿の長久を祈る上棟祭が斎行されました。
閖上地区は宮城県の中でも東日本大震災による津波の影響が大きかった場所の一つで、2年前には伊勢神宮より鳥居が寄贈されましたが、震災から9年が経っても社殿再建が困難な状況が続いておりました。
このほど、大阪市の㈱創建(吉村孝文代表取締役会長)が中心となり、「災害被災神社再建・地域振興プロジェクト」の3例目として社殿が寄贈されることとなりました。これはグループ内の木の城たいせつが一般社団法人レジリエスジャパン推進協議会と共同で行う取り組みで、地震災害等で甚大な被害が生じた神社の社殿などを無償で再建しており、これまでに熊本県の白山姫神社と福島県の諏訪神社に社殿が寄贈されているとのことです。
11時から斎行された上棟祭では、吉村会長などプロジェクトの関係者も参列、伊藤宮司の祝詞奏上に続き、四方祓の儀、続いて上棟の儀が行われ、伊東明総代長、吉村会長らが玉串を奉り、工事の無事安全を祈念されました。
社殿は11月に竣工する予定で、災害など有事の際には地域住民を守る防災拠点の機能を備えており、自家発電設備や空気から水蒸気を集めて水を製造できる空気製水器などが設置されます。
リンク 湊神社 被災当時の様子
リンク 湊神社 地鎮祭