2012年10月30日

雅楽演奏会

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:48 PM

本日10月30日、登米市南方町 仮設住宅集会所に於いて、神社庁教化部主宰による雅楽演奏会が開かれました。

登米市は、県内では内陸部に位置しておりますが、南三陸町をはじめ沿岸部で被災した方々が移り住まわれており、その世帯数は300を超えます。

今回は平日・日中の開催ではありましたが、会場には50名以上の方々にお越しいただきました。

        

        

会場では、宮城野雅楽会による雅楽演奏のほか、神話『天の岩戸開き』の読み語り、神楽『悠久の舞』、雅楽の伴奏による「ふるさと」の合唱が行われ、ゆったりとした時間が流れておりました。

今回のこの事業が、当地にお住まいの方々にとって少しでも心の励みとなれば、幸いに思います。

           

2012年10月1日

『雅楽の夕べ 観月会』

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 7:31 PM

去る9月30日夜、中秋の名月を迎えた被災地・志津川の地に雅楽の音色が奏でられました。

 当神社庁教化部主催によるこの行事、仮設住宅での不便な生活を余儀なくされている被災者の方々にひと時の安らぎを提供するべく昨年に引き続き企画されたものです。

 当日県営「自然の家」(南三陸町戸倉字根本)の仮設住宅駐車場において、秋の夜空のもと、宮城野雅楽会(石川隆穂会長)会員の奉仕により、管絃や神楽の演奏のほか、『古事記』撰上1,300年をふまえ、神話の読み語りが行われ、仮設住宅の入居者をはじめ集まった約40名の町民が耳を傾けました。
北上する台風17号の影響で曇天のなかの演奏でしたが、時折り雲間から満月が顔をのぞかせ、一同から歓声と拍手がおこる場面も。

       

          

 午後5時30分から始まった観月会は午後六時半、雅楽器の伴奏による唱歌「ふるさと」を一同で歌い閉会となりました。

2012年9月28日

復興支援活動をいただきました

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 10:50 PM

去る9月26日、気仙沼市において、北陸神道青年協議会
(青年神職会)8名の皆様より復興支援活動をいただきました。

震災後これまで、北陸の神社関係者の方々、
特に青年神職の方々からは多大なるご支援を頂いております。
復旧活動に於いては、神社に対してのみならず沿岸地域の
ガレキ搬出や一般住宅の復旧活動に携わられた方も多くいらっしゃいます。

中秋の名月(9月30日)を間近に控え、今回は
“心の復興”をテーマとして、『観月の夕べ』と題し、
応急仮設住宅集会所での雅楽演奏会が行われ、、
澄み渡る月夜の下、たくさんの方々がお出でになりました。

             

雅楽は古(いにしえ)の音楽。
青年神職の皆様による雅やかな音の奏でに、
皆様心安らかに聞き入っておられました。

          

 

翌日には、気仙沼市の幼稚園にて、
雅楽演奏と神話の読み聞かせを行われたとの事です。

       

            

北陸神道青年協議会の皆様、誠にありがとうございました。

2012年4月23日

東日本大震災復興祈念特別展 開催のお知らせ

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 8:41 PM

今月28日から6月17日にかけて、多賀城市 東北歴史博物館において 『東日本大震災復興祈念特別展』が開催されます。

    リンク:東日本大震災復興祈念特別展

本展では,全国の代表的な御社の中から,伊勢神宮,下鴨神社,出雲大社,鹽竈神社を取り上げ,各御社の歴史と人々の結びつき、それによって神々への信仰がいかにして継続してきたのかを探ります。同時に,神々との関係の中で,人々の精神や社会の再生がどのようにして願われたのかを見ていきます。
 現在,東日本大震災の極めて困難な状況にある中,本展がその復興についての示唆や希望を少しでも得られる機会となりますことを願うものです。 (以上一部引用)

期間中は、記念講演会や特別展示解説も行われます。

どうぞご観覧下さいますようご紹介いたします。

 

 東北歴史博物館へのアクセス

 

2012年3月11日

3月11日

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 10:30 PM
今日は、3月11日。
昨年発生した東日本大震災より今日でちょうど1年を迎えました。

県内、こと沿岸部においては、すべての地域で亡くなられた方々に対して追悼の催しが開かれたことと思います。

宮城県内では、特に被害が甚大であった石巻市の、沿岸地域を望む日和山(ひよりやま)公園に於いて、神社本庁主催により東日本大震災物故者慰霊祭が執り行われました。

01        02

03    04

祭儀では、斎主としてあたられた神社本庁 田中恆清 総長をはじめ神社本庁職員の方々、また東北六県の神職併せて50名によって奉仕され、石巻地域の住民の方々、県内、また全国から参られた多くの神社関係者の方々と共に、あの大災害によって失われた多くのみたまが心安く鎮まりますよう、ひたすらに祈念がなされました。

〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜

これまでの一年の間、被災した県内各社に対しては、非常に多く方々から多大なるご支援を賜っております。

あの大震災から1年を経た今現在も、漸く“被災”を抜け出したに過ぎず、沿岸部にあっては復旧・復興の目処すら立てられないのが実情です。
本当の『復興』が成されるにまでは5年10年といった長い期間を要し、それでもなお厳しい道のりであると予想されます。

しかしそれでも、これまでに、そして今なお賜っておりますご支援を励みに、氏子の方々と共に復旧・復興に力を尽くして参る所存です。

有難うございました。

aaa

2012年1月22日

大寒みそぎ・大祓式・慰霊祭並びに復興祈願祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 8:01 PM
昨日 1月21日は大寒。
暦の上で、一年で最も寒さが極まるとされる日でした。

宮城県では例年この日を選び、宮城県神道青年協議会主催による大寒みそぎを行って参りました。    ( → 昨年の大寒みそぎ

しかし、昨年発生した東日本大震災は、会場であった菖蒲田浜海岸と七ヶ浜町にも甚大な被害をもたらしております。

本年は、大寒みそぎは一日繰り上げて行い、当日は近隣で亡くなられた方々の御霊を慰めることを第一として、併せて七ヶ浜町の一日も早い復旧復興を祈ることを目的に、物故者慰霊祭と復興祈願祭を執り行うこととなりました。

先ず20日、志波彦神社鹽竈神社の禊場をお借りしてみそぎを行い、心身を清めました。 (写真撮影はできませんでした)  

翌21日は、はじめに、早朝に菖蒲田浜海岸において皆で大祓式(おおはらえしき)を行い、浜清めを行いました。  

   01   002

 

慰霊祭と復興祈願祭は午前11時から斎行されました。
祭儀には地域住民をはじめ多くの方々からご参列を戴き、厳粛に執り修められました。

              003

   04   05

この度の震災で犠牲に遭われました御霊の安らかなること、七ヶ浜町が一日も早い復興されますことをご祈念致します。  

 

2011年11月14日

雅楽の夕べ 『観月会』(かんげつかい) 開催

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 10:18 PM
10月12日、11月11日の両日、不自由な生活が続いている石巻地区、亘理地区の仮設住宅の皆さんに向けて、宮城県神社庁主催の「雅楽の夕べ」が開催されました。

宮城野雅楽会のご協力を頂き、ほんのひと時でも「心安らぐ時間」を感じていただきたいと行われた雅楽会。
石巻地区(会場 桃生公民館)では七十名、亘理地区(会場 亘理公民館)では四十名の皆さんが鑑賞され、十五夜の月を眺めながら「雅楽」と「舞い」を楽しんでいただきました。

参加者からは「ゆったりとして心が洗われました」「穏やかな時間を過ごさせていただきました」などとお声をかけていただきました。

        01    pa120022.JPG

2011年11月9日

災害復興支援をいただきました

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:55 PM
去る11月7日、当宮城県に於いて、神道青年全国協議会による東日本大震災復興活動が行われました。

活動には100名を超える青年神職の方々が全国から駆けつけて下さり、塩竃市・多賀城市の被災神社の清掃と、南三陸町における一般ボランティア活動をいただきました。

ボランティアに赴いた南三陸町では、地域全体の七割が被災されているといわれ、手付かずのままの瓦礫が至るところに見られるなど、復興は遠い道のりであることを痛感させられます。

翌日には、沿岸各地を廻り、被災地の現状を視察されたそうです。
被災地の現状を広く知らせるだけでなく、全国各地での防災対策や緊急避難体制の確立にご参考戴ければと思います。
神道青年全国協議会の皆様、本当にありがとうございました。
  01  写真:南三陸町ボランティアセンターに於いて

 

2011年9月15日

五 行 歌

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 11:01 PM
被災して

十日目の夜に

夫が泣いていた

じっと

静かに
 


子が

家族みんなの名を呼んでいう

よんでみただけ

呼んで応える人が

いるんだ
 

もう

私だけの命ではない

空に還った

無数の夢を

叶えるように

 

特集 「暗い森」 
工藤真弓
同人誌「五行歌」
(主宰 草壁焰太/市井社)より抜粋

2011年9月1日

五 行 歌

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 11:01 PM
海は

無常に

春の海

かがやいている

嘘だといってるの?


 


子を亡くした人

旦那さんに会えない人

何も

言わない

空白の町


 


装束と

笏と

宮司の印は

無事だった

頑張りなさいということ 

( ※ 笏《しゃく》・・・神主の道具)   



              





特集 「暗い森」 
工藤真弓
同人誌「五行歌」
(主宰 草壁焰太/市井社)より抜粋  


  



        

いえにかえる


って

どこにかえるの





あ、  

おばあちゃんのところかぁ 




     




いま


まいたたねが

こころのなかで

いま 

さいた







特集「ばつ ばつ」
くどうゆうすけ(四歳)
掲載 同上 










Copyright © 2007 miyagi-jinjachou. All Rights Reserved