2011年6月24日

災害復興支援

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:38 PM
去る6月23日、岩手県大槌町 城山体育館にて、東北六県の青年神職による被災者慰問の雅楽演奏会と物産展が開かれました。

雅楽演奏会では『越殿楽』『浦安の舞』など七曲が奏され、物産展では東北各地の名産(果物)・銘菓などがそれぞれ一人ひとりに、手渡しで届けられました。

城山体育館には、いまだ300名を超える被災者の方が生活されております。
お話を伺うと、生活の基盤はもちろん仮設住宅への移住も当分先という方も多く、以降もこういった支援が必要とされるのではないか、と感じました。
そしてそれは、岩手県に限ったことではありません。

今回のこの支援活動が、避難されている皆さんにとって、少しでも励みになれば幸いに思います。

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2011年6月22日

『夏 至』

Filed under: お知らせ — admin @ 10:51 PM
今日6月22日は二十四節季の一つ、『夏至』、四季の中で、昼が最も長いとされる日でした。

宮城県内では昨日に梅雨入りしたばかり、のはずが、多くの地域で今年始めて30℃の気温を記録する、暑い一日となりました。

湾岸沿いでは、今日も全国から、多くの方々が駆けつけて、炎天の中瓦礫の撤去などボランティア活動をして下さっております。

ボランティアの方々を目にする度、また他県ナンバーの車とすれ違う度、‘申し訳ない’ ‘有難い’という思いと同時に、‘負けてはいられない’と励まされております。

これよりは、暑さや湿度、また雨季により衛生面・健康面等が懸念される時期を迎えます。
被災者の方々はもちろん、東北にいらっしゃるすべての皆様が、健やかにお過ごし下さるよう願っております。

  01   宮城県神社庁 二十四節季紹介ページ       
 

2011年6月21日

慰霊祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:45 AM
3月11日の大震災から100日目を迎える6月16日に、東日本大震災での犠牲者の御霊を慰めるため、宮城県神社庁桃生支部主催による『東日本大震災犠牲者慰霊祭』が東松島市大曲浜を会場に斎行されました。
慰霊祭には、県内の神社関係者をはじめ桃生支部内の総代、氏子の方々など50名弱の方が参列されました。
参列者の多くは会場の大曲浜に続く道沿いの津波での惨状を目の当たりにして、改めて津波の規模の大きさを実感していた様子でした。
慰霊祭のあとに、宮城県神社庁災害対策委員長の小松氏から、流出した社殿の敷地内に社殿地の標を建てる旨の説明があり、支部内の総代の方々も安心した様子が見受けられました。

2011年6月15日

五行歌

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 11:00 PM
急いで帰って

子を抱いて

高台へ走る

何も持たない

子を抱いて


やめて

やめて

津波に

叫びながら

逃げる


辿り着いた

小学校の体育館の

片隅ですくむ

余震のたび

子を抱きしめる


特集 「暗い森」 
工藤真弓
同人誌「五行歌」
(主宰 草壁焰太/市井社)より抜粋

 
ゆうちゃんのいえなんてさ

もう

こうなって

こうなって

こうなったんだから


ぼく

きらいな

じしんだよ

ばつ

ばつ

 

特集「ばつ ばつ」
くどうゆうすけ(四歳)
掲載 同上

2011年6月1日

五 行 歌

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:30 PM
南三陸町 志津川には、工藤真弓さんという女性神職がおります(上山八幡宮に奉職)。
あたたかい目線、やさしい感性をもって、日ごろより氏子さんと触れ合われてきた方です。
当庁HPの二十四節気紹介ページも工藤さんの手によるものです。

先般の東日本大震災では、工藤さんの暮らす志津川の町も甚大なる被害を受け、ご自身も今はご家族と共に避難所での生活を送られております。

この度、工藤さんより特別のご配慮を得て、震災直後よりしたためた五行歌を、当ブログで折に触れて掲載させて戴くこととなりました。

この大震災は、我々にとっては 『考えたくない、早く忘れたい』 ものでありますが、しかし一方で 『忘れてはいけない、伝えていかねばならない』 ものでもあります。
震災に遭われた方々の、写真では伝わらない“こころ”に触れて戴ければ、幸いです。

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   ひとり

     買い物途中の

     大地震

     道にしゃがんで

     子の名を叫ぶ



 













     茶色い波の手が

     町を壊してゆく

     家が

     そのまま

     流されてゆく



 









     雪降る中を

     家族で逃げる

     暗い森も

     いのちを守る

     灯の中と思う

 

 特集 「暗い森」 工藤真弓
 同人誌「五行歌」
 (主宰 草壁焰太/市井社)より抜粋

2011年5月31日

田植え祭

Filed under: お知らせ — admin @ 10:12 PM

先日29日、気仙沼市鎮座 羽田神社の御神田で田植え祭が行われました。

祭典では、自宅を失った3名の児童を含め、およそ30名の子どもたちが早乙女・早乙男として参列し、雨にも負けず一生懸命に苗が手植えされました。

気仙沼は被災地であり、当初は自粛も検討されていたそうですが、地域の人たちの協力もあり、また復興の後押しとなれば、との想いから例年通りに斎行することを決意したそうです。

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御神田の周囲には、被災船舶から救い出された大漁旗30枚が掲げられて、五穀豊穣と併せて復興への祈願でもありました。

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子どもたちの願いが届けられて、豊作の抜穂(稲刈)祭を迎えられるよう、そして今よりずっと穏やかな気持ちで新米を戴くことができるように、願わずにいられません。

2011年5月24日

災害復旧支援を戴きました

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 10:45 PM
本日24日、新潟県神道青年協議会から5名、富山県神道青年会から6名の、併せて11名の青年神職の方々が、気仙沼市の災害復旧支援に駆けつけて下さいました。

当初は、社殿が流失した一景嶋神社への復旧支援を目的としておられましたが、境内地が公園内ということもあり、ここ数日は行政による瓦礫の撤去作業が進められておりました。
しかし、それでもなお、『一般ボランティアで構わないから市の復興に協力したい』とお申し出下さり、他のボランティアの方々と共に一般住宅の瓦礫撤去や避難所となっている公民館の清掃活動を行って戴きました。

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ボランティア終了後も、『一景嶋神社の石像(弁天様)や石碑を散在したままには帰れない』と、境内の神物類の移動が行われました。
お蔭様で境内も随分と整えられて、御社殿が在った場所に弁天様をお祀りするまでになりました。

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今回来て下さった皆様は、午前よりボランティアに加わる為に前日から気仙沼入りをされており、また活動を終えてご帰宅されるのが明朝という、かなりの強行軍であったろうと思われます。

市内の復旧には、長い年月を要することと思いますが、今回戴いた支援を励みに、日々努力して参りたいと思います。

新潟県神道青年協議会の皆様、
富山県神道青年会の皆様、
本当に有難うございました。

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2011年5月21日

『小満』

Filed under: お知らせ — admin @ 8:43 PM
今回は、久しぶりに神社庁を介さずに更新致します。

先般の大震災に際しましては、宮城県神社界に対しまして、多くの皆様から多大なるご支援を頂いております。
本来であれば、この場でそれぞれに掲載して御礼を申しあげるべきところ、これまでに適わず、申し訳ありませんでした。

これまでに戴きましたご支援はもちろんのこと、ご心配・お励ましのご連絡に至るまで、我々神職は非常に在り難く思っております。
これより後も、賜りましたご支援を励みとして、神社の復旧と地域の復興にむけて精励して参る所存です。
ありがとうございました。

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さて、いつの間にか立夏(5月6日)も過ぎ、今日21日は『小満』とされる日です。
祭事暦には、『万物が次第に長じて満つる。麦の穂が成長し、山野の植物は実を結ぶ』とあります。
県内でも、多くの地域で田植えを終えたようです。

今年は例年になく米作が重要な年となりそうです。
天候に恵まれて、稔り豊かな収穫の秋を迎えられるよう、心から願います。

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2011年5月11日

震災関連 / 庁務概要

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 4:20 PM
4月27日(水) 

明治神宮・宮権宮司以下関係者、被災地視察のため来県。 

 

 




4月28日(木) 

第4回宮城県神社庁災害対策合同会議を開催。 

役員会を開催。 

 





4月30日(土) 

兵庫県・魚吹八幡神社(澤 弘隆宮司)関係者来県。 

南三陸町で炊き出しを実施。 

 

 




5月5日(木) 

県婦人神職協議会、石巻市において災害支援活動(炊き出し等)を実施。 

 

 




5月7日(土) 

県神道青年協議会、亘理町において災害支援活動(炊き出し等)を実施。 

 

 




5月9日(月) 

開催延期となっていた、宮城県神社庁平成23年定例協議員会を開催。 

震災に鑑み再編された予算・事業計画等が満場一致で可決さる。 

 

 




5月10日(火) 

全国神青協・大野会長、日下議長、見舞いのため来県。 

(当県・佐藤文比古全国神青協副会長、同行)庁長と面談。 

 

 




5月11日(水) 

第5回宮城県神社庁災害対策合同会議・第1回災害対策委員会を開催。 

 

鶴岡八幡宮吉田宮司以下関係者、見舞いのため来県。 

庁長・鍵副庁長応対。 

2011年4月22日

支援物資(装束類・祭具類)を戴きました

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 6:24 PM

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本日正午過ぎ、東京都神社庁より阿部明徳理事(下谷神社宮司)様、宮澤史彦参事様ほか関係者が来庁され、支援物資として装束・祭具などをお持ちいただきました。

この物資は、東京都神社庁が窓口となり、全国各地の神職様・関係団体様ほか、有志の皆様から寄せられたものです。

 神明奉仕に欠かすことの出来ないこれら物資については、早速仕分作業を行い、被災神職に早急に行き渡るよう現在準備を執り進めております。

お寄せいただきました全国のご関係の皆様に、衷心より厚く御礼申し上げます。

また、天候の悪い中、遠路お届けいただきました阿部理事様・宮澤参事様はじめ皆様、誠に有難うございました。



 宮城県神社庁    

 

 

 

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