2008年6月21日
地震被害状況レポート(大崎市岩出山 八幡神社)
大崎市岩出山 八幡神社 (青木和子 宮司)
突然に大きな揺れがきて、私は動転してわからなかったのですが縦に大きく揺れたようです。
境内では石段の鳥居が全壊し、石段のステンレス製の手すりが押しつぶされました。
崩れ方が一方向でなく四方に散らばっていて、やはり縦揺れでやられたのだと思いました。
参道には4対の灯籠が立っていましたがすべて倒壊しました。
奥の院(本殿)は大丈夫でしたが柱などゆがんでしまっています。
また土台の地面に地割れができました。直ぐに崩れることはないと思いますが心配です。
一昨年基礎の修繕工事をしましたが、していなければもっと大変なことになっていたでしょう。
建物では境内の末社が大きく傾きましたが、なんとか立て直しました。
幸いだったのは人的災害が無かったことです。いつもお参りにくる方はたまたま石段の登り口で地震に遭い逃げて無事でした。
境内で体操をする人もいるので、その時間でなくて良かったと思います。
当神社は山の上にあるので、揺れが激しかったのかと思います。
以前の地震で参道、裏参道が崩れているので、今後が心配です。
建物が倒れなかったのを幸いとして、氏子総代と相談し復旧に努力します。
八幡神社 権禰宜 青木順子 談
地震被害状況レポート(大崎市岩出山 八幡神社)
突然ユサユサと家中が揺れはじめました。
逃げなくてはと思うのですが体が動きません。
庭にいた参列者が転ぶのが見えましたが、どうすることもできません。
転んだ方は「家が倒れてきてつぶされると思った」といっていました。
家だけでなく庭石などが音を立てて飛び跳ねます。
門の基礎石が崩れていく。
神社は灯篭、狛犬、鳥居などほとんど倒壊しました。
参道はなんとか被害を免れましたが、社殿手前の急な斜面は地割れして崩れかけています。
修復には億の金がかかるといわれています。
社殿も拝殿が傾きました。
とりあえず鳥居は9月の例祭前には立て替えなければと思っています。神社の象徴ですから。
大崎市岩出山 八幡神社 宮司 栗生時雄 談
神社庁内に災害対策本部を設置(6月15日)
岩手・宮城内陸地震が発生した当日から、宮城県神社庁内でも対応に追われました。翌15日には臨時の正副庁長会が開かれ、今後の対応などが検討され、同庁内に災害対策本部を設置すること等が決められました。
宮城県神社庁長を本部長とし、まずは県内神社関係の被害状況の把握と、二次災害などの被害拡大の防止、復興支援に力を注ぐこと等が当面の目標とされました。
宮城県神社庁長を本部長とし、まずは県内神社関係の被害状況の把握と、二次災害などの被害拡大の防止、復興支援に力を注ぐこと等が当面の目標とされました。