2010年9月2日

『鎮守の森の銘木』第6回 気仙沼市 平八幡神社 サワラ

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 12:19 PM
所在地:宮城県気仙沼市川原崎66

樹種:ヒノキ科ヒノキ属サワラ(宮城県指定天然記念物)

樹齢:推定800年

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平八幡神社参道両側にある大サワラは、社殿に向かって右側に4本、左側に2本

残っている。樹高25メートル、幹周り3.77メートルから5.05メートルと県下でも

稀に見る巨木である。樹齢は神社の創建期に植栽されたものと伝えられ、約7、

800年前後と推定される。サワラは日本特有の常緑針葉高木。うろこ状の葉の

先端が鋭く尖り、裏面がやや白色で枝張りが少なく隙間が目立つ。春に雄花は

葉先に開き、雌花の球花は秋には褐色に変わる。材質もヒノキよりやや粗く柔ら

かで、樹脂を多く含み、ほのかに爽やかな香りを放つので「ヒノキよりさわらか

(さっぱりしている)」であることからこの名がついたといわれる。梢は風雨による

折損や枯死した部分も多く見られるが、樹勢はなお盛んである。このサワラは

自然植生からみて北限地帯に当たり、林立する巨木として、学術上価値が高く、

貴重である。

2010年8月19日

『鎮守の森の銘木』 第5回 白石市 神明社 檜

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 8:54 PM
 所在地 : 宮城県白石市益岡町1-17 →リンク 

 樹 種  : 檜 (ヒノキ)

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この御神木は、地域に住む明治三十三年生同年会の方々が
昭和16年に厄年を迎えられた時、伊勢の神宮より拜戴して
社頭に奉献されたものです。

石碑の裏には奉納された方々のお名前と願いが刻まれています。

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2010年8月13日

『鎮守の森の銘木』 第4回 蔵王町 平沢弥陀(ひらさわみだ)の杉

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 9:42 PM
 所在地 :  刈田郡蔵王町字平沢字丈六 →地図

 樹 種  :  スギ (宮城県指定天然記念物)

 樹 齢  :  約850〜900年

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平安末期、当時あった阿弥陀堂の参道並木として植えられたものです。
明治時代に産科医五十嵐文水(ぶんすい)が、この地に安産祈願の
「だるま講」開いたことから、以来地域の皆様には「だるま杉」 または
『だるまさん』の愛称で親しまれています。
根元には、文水が死に際し、その保護を願って立てた「戒石銘」
が残されています。

2010年8月10日

仙台七夕

Filed under: お知らせ — admin @ 7:57 PM
8月8日までの3日間に亘って開催された仙台七夕まつり、
今年は好天と、曜日に恵まれたこともあり 235万7000人もの
人出でにぎわいました。
平成に入ってから二番目に多い人出だったそうです。

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今年も趣向を凝らした飾りがいっぱい。

2010年8月8日

稲 穂 (気仙沼)

Filed under: お知らせ — admin @ 10:57 PM
暦の上では、昨日が立秋でしたが、まだまだ暑い日々が続きそうです。
県内最北の気仙沼市でも、稲穂に実が生ってきています。
春先には冷夏との見通しでしたが、
連日続く猛暑日のおかげで、例年より収穫時期が早まりそうです。

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2010年7月18日

サカキ(榊)の花

Filed under: 宮城の自然 — admin @ 1:53 PM
今の時期県内の神社の境内では、サカキ(榊・マサカキ)の花が咲いています。

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サカキと同じく、神社で玉串などとして神事に使われるヒサカキは、早春に花が咲きますが、サカキの花は7月梅雨の季節に白い花を咲かせます。

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そういえば本日、東北地方も平年より早く梅雨明けが発表になりました。今年の夏は暑くなるのでしょうか。

2010年7月14日

『鎮守の森の銘木』 第3回 仙台市 青麻神社 樫

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 5:28 PM
 所在地 : 仙台市宮城野区岩切字青麻沢32 →リンク

 樹 種  : カシ 

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神社裏手にある樫の木。

昭和58年の山火事では、迫る火の手から社殿を護ったと云われている。

2010年7月4日

『鎮守の森の銘木』 第2回 石巻市 零羊崎神社 九譜のモミジ 

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 9:18 PM

所在地 :  石巻市湊字牧山七 →リンク

樹 種  :  モミジ

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石巻市湊牧山にある零羊崎神社の境内には、零羊崎神社の中興の祖である栄存法印を祀る栄存神社が鎮座しています。

栄存法印は、豊臣秀吉の重臣として知られる片桐且元の孫で、江戸時代初期に石巻に赴き、霊山牧山の再興と石巻の発展に多大なる功績を残した人物でしたが、有力者にねたまれ無実の罪で女川江ノ島に島流しとなり、かの地で非業の死をとげました。

栄存法印は、葉が九つに裂けた珍しい「九譜(ここのふ)のモミジ」を大事にしていたと言われております。栄存神社の前には、栄存法印由来と言われる「九譜のモミジ」の大木が生育していましたが、残念な事に20年程前に嵐より倒壊してしまい、現在は見ることはできません。

しかし、零羊崎神社の境内には、栄存法印を偲んで沢山のモミジが植えられており、春から夏は新緑、秋には紅葉と、参拝に訪れる人々の目を楽しませております。

2010年7月3日

もうすぐ七夕

Filed under: お知らせ — admin @ 11:21 AM
7月7日は七夕。

仙台をはじめ、大規模な「七夕」行事は全国的にも月遅れで行うところが多いですが、それは、そもそもの七夕の起源がお盆の行事の一環であったから、という説もあります。お盆も7月と8月に分かれますね。

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昨日、設置した笹竹には、一日経たずしてお願い事の短冊がついていました。

2010年7月1日

『鎮守の森の銘木』 第1回 羽田神社 太郎坊・次郎坊杉

Filed under: 鎮守の森の銘木 — admin @ 11:08 PM
宮城県内には、様々な神社があり、それぞれが‘鎮守の森’
と呼ばれる山々や木々に囲まれております。
そもそもは、それら自然に対する崇拝が神道の信仰のおおもとであり、
なかでも巨木・銘木とされるものは、
現在でも御神木として信仰の対象となっております。

今月からは、新たにシリーズ企画として、県内各地の境内にある
神木・銘木とされるものにスポットを充てて、紹介してゆきたいと思います。

参拝のよすがとしていただければ幸いです。

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 第1回 気仙沼市鎮座 羽田神社 太郎坊・次郎坊杉

  所在地 :  気仙沼市赤岩上羽田243番地 →リンク

  樹 種  :  スギ (宮城県指定天然記念物)

  樹 齢  :  約800年以上

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源義経の家臣であった、尾形(緒方)三郎維義の嫡子
小太郎維久、次男の維村の手植え杉といわれています。
両木とも樹高は40メートルを超える、とのこと(ファインダーに収まりません)。
樹齢もさることながら、兄弟杉として、その見事な樹勢を維持している例は、
全国でも珍しいのではないでしょうか。
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