2013年10月25日

復興支援活動をいただきました

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:30 PM

昨日10月23日、南三陸町 上ノ山八幡宮に於いて、神道青年全国協議会による復興支援活動が行われました。

参加された青年神職の方々は、前日は岩手県にて活動されており、併せて二日間にわたる支援との事でした。

境内には、当日参加も含めておよそ30名の青年神職の方々がお出でになり、
境内の除草、側溝の泥掻き等の境内整備が行われました。

          

    

帰路を考慮し昼までの作業ではありましたが、多くの方々の作業により境内はきれいに整えられ、最後まで近くで見守られておられた宮司様も、大変喜んでおいででした。

南三陸町は、震災により町内殆どが被災地と化し、住民の多くがいまなお仮設住宅で生活をされております。
一日も早く、穏やかな暮らしを取り戻されるよう願います。

神道青年全国協議会の皆様、ありがとうございました。

      境内より町内を望む

 

2013年10月19日

東松島市野蒜にて「観月会」実施

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:44 PM

去る10月17日、鳴瀬奥松島ICにほど近い仮設団地「鳴瀬被災者サポートセンター」集会所にて、当神社庁教化部主催による「雅楽の夕べ 観月会」が実施され、雅楽の演奏と神話の読み語りが行われました。

東松島市の社会福祉協議会が一部委託を受け支援を続けているこの団地は、
津波で地区の家屋とともに社殿が流失した白鬚神社(亀廼井宮司)の氏子を含む野蒜地区・東名地区の被災者約200世帯が入居。いまなお悩みや不安を抱えながらの生活を強いられています。

十三夜にあたる当日、会場には宮城野雅楽会(石川隆穂会長)の会員12名をはじめ多くの教化委員が駆けつけ、設営などに携わりました。

演奏が始まった午後6時ごろ、集会所の外、夜空には満月が柔らかな光を落とし、幻想的な雰囲気に。
集まった50余名の市民たちは、物悲しい篳篥や笙の旋律に耳を傾け、優雅な舞に心を和ませていました。

     

           

 

2013年9月21日

雅楽の夕べ 観月会実施

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 4:46 PM

 中秋の名月の9月19日、石巻市相野谷に設けられた仮設飯野川校団地において、当神社庁教化部主催の「雅楽の夕べ 観月会」が実施され、雅楽や神楽の演奏のほか、八島比呂神社振興委員による神話よみ語りが行われました。
 同団地は、津波被害を受けた雄勝町の新山神社(小田道雄宮司)・石神社(千葉秀司宮司)の氏子を含む約25世帯が入居し、震災から2年半を経過した今もなお仮の住まいでの生活を余儀なくされています。
 十五夜に当たる当日午後6時、団地に設営された会場には、小田宮司・千葉宮司をはじめ被災住民約50名が席を埋めました。
 演奏は宮城野雅楽会(石川隆穂会長)会員12名と志波彦神社鹽竈神社巫女が担当し、管絃平調「五常楽」「越殿楽」「陪臚」と、神楽「悠久の舞」を披露。 神話の読み語りでは、八島委員が神話の中から「八岐の大蛇」のくだりを、雅楽器の効果音をまじえ情感豊かに語りました。

      
 

  結びには唱歌「ふるさと」を雅楽器の伴奏で演奏し、集まった市民とともに合唱。夜空には雲ひとつなく、柔らかな月明りのもと、雅な音色を被災地にお届けできたことと思います。

 震災後、秋季に実施されている観月会は、これまで石巻地区・亘理地区(平成23年)、志津川地区・登米地区(平成24年)と、被災地を巡り慰問・支援を行ってきました。本年は引き続き10月と11月にも行う予定です。

2013年8月3日

一景嶋神社 植樹祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 11:00 PM

本日、気仙沼市弁天町鎮座 一景嶋神社(神山正志宮司)に於いて植樹祭が執り行われました。

                 

当ブログでも何度か掲載しておりますが、一景嶋神社は地域一帯が被災地であり、全てを流失した神社であります。
今回、イオン1パーセントクラブ『鎮守の森植樹祭』プロジェクトにより、カシ・タブノキ・ヤマザクラ・ツツジ・モミジなど、32種2,000本もの木の苗が寄せられました。

           

始めに神事が執り行われ、これまでの経緯が大神様に告げられ、植樹による鎮守の森の復活と地域の復興が祈念されました。

          

植樹に際しては、横浜国立大名誉教授 宮脇昭先生の熱意溢れるご指導のもと、氏子の方々始め凡そ200名の参加者により境内を囲むように苗が植えられました。

           

 

久方振りの夏らしい好天のもとで植樹行事はつつがなく収められ、皆晴れやかな面持ちでありました。 

今回の植樹祭により多くの方々によって植えられた苗が、しっかりと根付き・育ち、鎮守の森・心のふるさととして地域の方々を支え続けてゆくことを願います。

         

2013年6月23日

東北六県神道青年協議会 禊錬成会

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:00 PM

去る6月19-20日、仙台市秋保温泉郷に於いて禊錬成会が開催され、東北六県より100名もの青年神職にご参加頂きました。

本会は、“「真の再生」~我々が進むべき道”を主題として掲げ、精神の修練と併せて、震災からの真の復興と、その中での青年神職の在りかたについて思いを致していただく事を期するものです。

       

第一講では、東北の動植物の調査を行う写真家の永幡嘉之先生により、震災以降の植生と生態系の変化、その中での神社の里山、鎮守の森の意義についてご講義頂きました。

       

 

引き続いての第二講では、研修会の主たる目的の一つとして名取川での禊行を予定しておりましたが、大雨による増水により、変更して鎮魂行法を受講致しました。

      
鎮魂行法とは、古式の行法により自らの霊魂を振い起こし充実させるもの。
志波彦神社 鹽竈神社、竹駒神社 より二人の先生によるご指導の下、大変充実した講義でありました。

その後行われた懇親会では、これまでいただいた支援に御礼を申し述べる一方で労いの言葉をいただくなど、賑々しくも和やかに親交を深めさせて頂きました。

       

 

翌20日、本研修会最後の講義として、当県石巻市鎮座 大日孁(おおひるめ)神社宮司 及川健先生にご講義頂きました。
先生は、宮司として神明奉仕に務める一方で社会福祉士としてもご精励されており、自身の凄絶なる被災体験と以降の神職として社会福祉士としての活動、そしてその中で見える課題、神職として果たすべき務めなどについてご教示を頂きました。

        

 

東北六県の持ち回りによって行われる本研修会は、本来であれば一昨年が当県の当番県でありましたが、折りしも発生した大震災により二年繰り下げての開催となりました。
震災以降様変わりしてしまった社会情勢の中、ご参加頂いた方々にとって本研修会が意義あるものであるよう願います。

2013年3月27日

一景嶋神社 社殿竣功奉祝祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 10:01 PM

本日、気仙沼鎮座 一景嶋神社(神山正志宮司)に於いて社殿竣功奉祝祭が齋行されました。

          

一景嶋神社は湾岸に程近い位置に鎮座しており、震災により社殿・神輿庫等の全てが流失致しました。また、漁港や市場、水産加工場など水産の要である数多くも、氏子の方々のお住まいも、周辺地域にあったものは殆どが失われました。

しかし、凄惨ともいうべき甚大な被害を被った神社ではありましたが、たくさんの支援を頂きながら復旧復興に努めて参られました。(→復興支援の様子

宮城県神社庁では、社殿が流失及び全損壊となった神社の復興事業として、伊勢神宮よりご支援としていただいた檜材をもとに仮社殿の建設を行っております。昨年10月の新山神社の復興支援に始まり、一景嶋神社で9社目を数えます。社殿は昨年末に完成され、氏子の方々と共に穏やかに元旦を迎えられたとのことです。

本日齋行された奉祝祭は、気仙沼市内の青年神職等の協力のもと、地元住民や神社関係者はじめ多くの方々が参列されるなか恙無く執り納められました。

          

    

最後には、神山宮司より『当地区はいよいよこれからが復興。その心の支えとなるべく、氏子総代の皆さんと共に神社を守ってゆきたい』とのお言葉があり、参列された地元の方々も大変安堵されたご様子でした。

          


 

2013年3月15日

東日本大震災復興祈願祭斎行

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:50 PM

 一般社団法人神社音楽協会は三月十四日、志波彦神社鹽竈神社(鍵三夫宮司)において神前神楽三曲を奉奏、東日本大震災からの復興を祈願しました。
 これは震災発生から二年を経過し、なお復興の途上にある宮城県各地の早期の復興と犠牲者への鎮魂を願うべく、同神社の祭神を通じ、県内すべての神社に対し神楽舞を奉奏したもの。
 当日、同神社別宮では関係者含む約百三十名参列のもと、復興祈願の祝詞奏上につづき、神楽「榊舞」「浦安の舞」「悠久の舞」が厳粛に奉奏され、舞人には同会会員のうちでも上級免状を交付された精鋭「桜会」も加わりました。       

       

 神楽奉奏ののちには主催の神社音楽協会先崎徑子副会長、協力の宮城県神社庁千葉博男庁長・志波彦神社鹽竈神社鍵三夫宮司がそれぞれ玉串を奉奠。
 祭典終了後には、拝殿にて鍵宮司より同協会へ感謝状の贈呈がなされました。   

 

2013年3月12日

慰霊祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 12:00 PM

昨日、あの大震災より二年目を迎えた3月11日の同時刻、
名取市下増田 下増田神社境内に於て東北神道青年協議会会員奉仕による
東日本大震災物故者慰霊祭が斎行されました。

          

           

祭儀では、県内外の神職をはじめとする多くの参列者により、
はじめに清め祓いの大祓詞(おおはらえのことば)が奏上され、
齋主 福島県神道青年会 村上真也会長により哀悼と鎮魂のまことが捧げられ、最後にみたま和めの奏楽と大和舞が献じられました。 

        

 

震災から二年、少しずつ復興への歩みを進めておりますが、
斎場であった神社境内をはじめ、その爪痕は至るところに未だ深く残され、
歩みは非常にゆっくりとしたものであると感じております。

多くの参列の方がたと共に奉仕されたこの慰霊祭により、
失われたみたまが安らかなること、そして必ずや復興が成し遂げられることを強く信じます。

 

2013年3月6日

雅楽演奏会

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:42 PM

昨日3月5日、気仙沼市において、北陸神道青年協議会(新潟・富山・石川・福井 の青年神職会)の会員22名の方々による雅楽の演奏会が開かれました。

震災以降、県内では全国より様々なご支援を賜っておりますが、気仙沼にあっては震災直後から北陸の青年神職の方々からのご支援を戴き、そしてまたこれも一つの縁と、以降も交流を持たれているとのことです。

昨年10月にも、 『観月の夕べ』と題した雅楽公演を戴いております。

当日は、午前には階上小学校、午後には特別養護老人施設 恵潮苑 と、2箇所に亙ってのご公演となりました。
公演では、雅楽の演奏と併せて等身の雛飾りが披露され、雅やかな演奏と華やかな空間に、集まられた皆様も心温まる非常に楽しいひと時を過ごされたようでした。

         

             

      

北陸神道青年協議会の皆様は、この公演のために前日深夜に現地入りされ、終えると休む間もなく直ぐにお帰りになられました。遠く福井県の方々にあっては片道12時間の行程であり、地元にお戻りになられたのはおそらく翌朝のことであろうかと思います。

かなりの強行軍であるにも関わらず、遠く気仙沼の地にご公演に訪れて頂いた事、誠に有難きことと思います。
震災から間もなく2年が経過し、とはいえ復興への道程はまだまだ遠く険しいものであると感じます。
今回のご公演、また方々のあたたかき言の葉を励みとして、日々を過ごして参りたいと存じます。

北陸神道青年協議会の皆様、誠にありがとうございました。

2012年10月31日

新山神社 社殿竣工奉告祭

Filed under: お知らせ,東日本大震災 — admin @ 9:33 PM

昨日10月30日、雄勝町 新山神社において社殿竣工奉告祭が斎行されました。

雄勝町は雄勝石、硯の町として有名でしたが、震災で甚大な被害を受け、美しい町並みは今は見る影もありません。この地に鎮座する新山神社も社殿流失、甚大な被害に遭いました。
             
宮城県神社庁では、社殿が流失及び全損壊となった神社の復興事業として、神社本庁の神社復興支援金と伊勢神宮よりご支援いただいた檜材を活用し、さらに各方面からのご協力を得ながら、仮社殿の建設を行っております。
今回の新山神社竣工奉告祭は県内では第1号となり、神社本庁、神宮司庁からのご来賓、県内神社関係者、総代さんはじめ氏子の方々、今後同事業の該当となる神社の総代さん方など、多数の参列のもと盛大厳粛に斎行されました。

         

         
  
新山神社は津波により裏手の斜面に全壊状態で打ち上げられており、宮司さんはその中から何とかご神体を御救いしお守りしていたそうです。宮司さんはご挨拶の中で、「多くの皆さんのご支援の下、神社が復興の歩みを進められた事が嬉しい、今後この神社が多くの氏子皆さんの心のよりどころ、支えになれば」と仰っておられました。

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